退社後、所用あってSHIRAN君宅にお邪魔。
つい長話してしまう。
同窓のみんなの近況を彼の口から聞き、意欲が湧く。
みんな頑張れ。僕も頑張る!
そのあとIZUMIのおっさんとファミレスで
駄弁りながら落書き。
アルバトロスシンデレラ男子二人を、
おっかなびっくりでラフ描き。
とりあえず、迷惑にならない程度に依頼作業を進めて
おかねば。明日こそ表紙その他色塗りんぐ!!
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荒川工氏の『にこは神様にナニされる』二巻 読み終わり。
もっとゆっくり読みたかったんだけど、ページをめくる手が
とまらず、後半は常にポケットに入れてスキあらば読みみっ。
良かった!!!
物語を作る人は、大なり小なり我が子(主人公)を眺めているものだ。
映画秘宝語る所のブライアンデパルマの様に、箱庭に登場人物を
閉じ込めてずっと観察し続ける人も居る。
我慢しきれなくなって、主人公に乗り移り、一切合財挙動を
指示するタイプの人も居る。
荒川工という人は、きっと登場人物のすぐ傍に佇むタイプなのだ。
ヴィムベンダースの姿の見えない天使の様に、
菫画報に出てきた、何も出来ない神様の様に。
一緒になって悩む。無限の正解の中から、良かれと思った事を
我が子にアドバイスする。幸あれと願って。
いっぱいの嘘を練って命を形作った我が子が、
些細な事で只の虚構にもどってしまうのは本当に簡単だけど、
同時に、今はまだ自分に成し得ない『希望』も練りこんであるから、
それは強いチカラだと思い、強制を避けじっと我が子を信じ言葉を選ぶ。
迷路を抜けた我が子が、自分の手の中から離れる時、
きっとその姿が、他の誰かの希望になる事を祈って。
世界が悲しみに満ちてる事ぐらい誰だって知ってる。
だれもが孤独に苛まれている事も。
かつて「孤独だよ」と手紙を瓶に詰め無人島から流すという
歌があった。次の日「僕もさ」と返事がたくさん流れつく…って内容だ。
…ひたってる場合かっ!!
この小説は言わば「へっちゃらだぜい!泣いてんじゃねえヘイヘイ!」
って手紙の瓶詰めだ。
それもことみようじ氏の挿絵付きの。
オススメ!!!
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