血溜まりの唄

「で自称ア～チストってのは常々やってて楽しいと
思える程度の練習はするが」

「本当に身になる苦しい修行はツラいからせず…」

「一方的に発表できる個展はするが」

「正式に裁きを受けるコンペやコンクールは
身の程知るのが怖いから出ず…」

「馴れ合いの中で自分が才能ある
ア～チストだと錯覚していく…」

『ネムルバカ』（石黒正数）100ｐ


個人的には、なんとなく本物になれば良いと思うんだ。
楽しく苦労を知らずに本物になった方が得だと思うし。
他人の評価基準が信じられる絵描きの方が
少ないとも思うから好きにやれば良いと思う。
でも、最低限、自分の目に信用を持っているなら、
失敗した時は、必ず描き直さなくちゃ駄目なんだ。

本当に大事なのは続ける事だと思うんだ。
会社があるから描きたいけど描けない？
なんとか僕は描いてるよ？
（嫁の多大なアシストと共にだけど）
空元気だっていいじゃない。
天狗の鼻だっていいじゃない。
商業だって同人だって創作だってパロだって
描いてる人はやっぱり素敵だ。
描いてない子はいねが～。
描いてないでケチばっかつけてる子はいねが～。

『ネムルバカ』を読んで今日もモヤモヤを吹き飛ばす。
『少女革命ウテナ』を頭から視聴する。
『王立宇宙軍』の台詞を完コピしながら背中で観る。
コレ、自分なりのテンションの揚げ方なんです。
あ～もっと漫画を描いていたい！
朝まで描いていたいよう！！

描いた量は嘘をつかないなと思うのは、
会社から帰って五時間程絵を描き続けた今になって、
ようやくエンジンがかかってきたなと感じた時だな。
まぁ明日も会社だから寝るけどね。
会社でも絵が描ければいいのになぁ。

もっと上手くなりたいなぁ…。
厳しく絵を教えてもらいたいなぁ…。